こんにちは!私自身中国人と結婚した日本人のバヤシです。
実際に中国人と結婚した日本人のインタビューをしてその内容をまとめました。
匿名にしてありますが、記事の内容は全て実際に行ったインタビューに基づいています。
中国人女性と出会う機会が多い場所として、仕事場をのぞくとダントツで多いのが、飲み屋になります。
酒が好きか嫌いかは関係なく、中国で生活していると、飲み屋に誘われる機会や、一緒に行く機会がとても増えます。単身赴任で来ている日本人の多くは飲み屋に行って、ストレスを発散したり、会話を楽しんだりしていることが多いです。
今回はそんな上海の飲み屋で出会った女性と結婚したTさんの話
目次
日本人と中国人の出会いは飲み屋、そして結婚
Tさんは家電部品を製造するメーカーの日本本社からの派遣によって、2010年より上海の子会社に勤めている。上海での住まいは、古北地区という日本人が最も多く生活しており、おいしい日本食や買い物に困らない日本人にとって大変住みやすい街となっている。
Tさんも初めての海外赴任であったが、場所が上海であることや、他の赴任者の上海での生活を聞いていたので、赴任についての不安等は特になかった。また、聞いていた赴任期間が最大3年であることも、そこまでがんばれば大丈夫だと思ったひとつの要因だという。
一般に中国出向者の赴任期間は3年、5年程度が多いが、これは企業によって大きく異なり、約束は3年と聞かされていたが、実際にはその倍以上も長くなる人も多い。
大手企業で後任人材がたくさんいるようなところは比較的予定通りの赴任期間となるようだが、海外赴任の規定が明確でなく、海外進出の年数が少ない場合は、約束が反古にされることも多い。Tさんは、実際に来てみて、言葉の問題以上に、責任感がないように感じる中国の仕事のやり方や、報連相が全くできないスタッフの管理等について苦労することにが多かった。
日本人のストレス発散は飲み屋で中国人女性と遊ぶこと
そんな上海生活の息抜きとして、上海に多く存在する日本人のサークルがたくさんあるが、週末は学生時代の趣味であったテニスを楽しんだり、県人会へ参加していろんな年代の人と出会ったりして、私生活は日本にいるよりも充実した生活を満喫していた。
そんな中、同僚と一緒に日式クラブへ飲みに行った際に隣についてくれた彼女と仲良くなり、しばらく通うと、店以外でも会う関係になった。
日式クラブというのは日本人を対象とした飲み屋のことで、女の子を指名して隣で飲んだり、カラオケをしたりして楽しむという場所である。在籍する女の子は日本語が達者で、美人も多く、大きいクラブになると100人以上が在籍するので、その華やかな世界に圧倒される人も多い。
Tさんも彼女にのめり込むようになり、週3回はクラブへ彼女に会いに行き、休日は一緒に買い物に行き、服やプレゼントを買ってあげたり、また自宅に彼女を呼び、一緒に過ごすこともあった。
そんな生活を続けていくと、給料の大半をクラブと、その彼女に使うことになっていった。Tさんは本気で彼女に対する思いがあったのだが、彼女はあくまでTさんをお客の一人として考えていたようで、あるときTさんが週3回のクラブへの同伴と週末の買い物やプレゼントを買うのが経済的に厳しいというようなことを告げると、とたんに対応が冷たくなり、彼女から一方的に別れを告げられた。
Tさんはお互いに気持ちがあると思っていたので、ショックが大きかったが、そのショックを癒すために、その後はまた別の店へ通うようになった。
飲み屋の中国人と結婚する日本人が意外と多い理由
そこで今の奥さんと出会うことになるが、前回の経験があるので、Tさんもクラブで働く女性に対して幻想はもたないようになっていたが、奥さんは四川省から出てきて1年程度で、純朴な感じがあり、天真爛漫で明るい性格に惹かれていった。
この素朴さが、いままで飲み屋でお金目的な女性と接していた日本人男性にとっては、すごく貴重な存在に見えるらしく、ころっといってしまうのだ。
奥さんともやがて仲良くなり、週末のデート等をするようになったが、奥さんはプレゼントを欲しがったり、店への同伴を要求することはなく、家で料理を作ってくれ、一緒に食べて過ごすことを楽しんだ。
日本人は会社の辞令に逆らえないというのが、中国人には理解できない
そんななか、Tさんも上海へ来て3年が経とうとしており、会社の辞令でそろそろ日本へ戻るという話が具体的に出てきた。その際Tさんが感じたのは、今日本へ戻っても、仕事は日本の場合、不景気が原因で後ろ向きなことが多いが、上海はまだまだ新しいことに取り組めるし、自分の裁量で決済を進めていける。また結婚適齢期を過ぎた自分はこのまま帰ったとしても、良縁があるかわからないので、会社へ直談判して駐在期間の延長を申し出た。
結果、希望は受け入れられ、駐在期間の延長となり、そのことを奥さんに伝えると、まるで自分のことのように喜んでくれたことがTさんは何よりも嬉しかったという。そんな奥さんに惹かれていったTさんは、2012年にプロポーズし、めでたく結婚することになった。結婚式は奥さんの実家である四川省と大阪で2回おこなった。
今後いつまで上海で働くことになるかはわからないが、出来るだけ長くいたいと思っているし、それでも帰任辞令がでれば従わざるを得ないので、その際には奥さんも連れて大阪へ帰ることになるだろうが、明るい奥さんと一緒ならば場所はどこでもやっていけると思っている。
Q&A
Q. 上海のクラブの女性と付き合うことは難しくないんですか?
A. それは、経済的な面でということ?正直すごい金かかる子がほとんどですよ。僕も経験者だから(笑)。でもこういうクラブで働いている子って大概は田舎から出稼ぎに出てきている子たちなんですよ。だから純朴で素直な子も多いですね。最初はね。そこからいろんな経験をして、智恵を付けて、男にいかに上手く金を使わせるか。というのを覚えていくんですね。だからお金があればという条件つきですが、付き合うのは簡単です。でもお金持ち以外で付き合うのは普通の恋愛と一緒で、気持ちが通い合わないと無理ですね。要はどこの国でもそれは同じですよ。でも一般的に日本人はやさしいので、そういう意味では人気はあるようですね。
Q. 結婚式は2回挙げられたとのことですが、それは絶対に必要なんですか?
A. これも人それぞれですよね。僕の知り合いの日中結婚カップルも中国だけだったり、日本だけだったりしますので。でも両国の結婚式を経験した身から言わせて頂くと、日本は準備きっちり、式もきっちり、収支は赤字、でも中国は準備いい加減、式いいかげん、収支はプラスになるってことが多いですかね。中国の式は参加者が多いですし、引き出物等もないですから、祝儀をもらうという意味もあるとききます。中国の結婚式は服装も普段の服ですし、勝手に食事して、なんとなく終わっていく感じですから自由ですが、感動とは無縁ですね。
Q. 中国には結納金の制度があると聞いたのですが?
A. それもまちまちです。私のところは10万元結婚の約束をしたときに妻の両親に渡しました。それは奥さんから事前に聞いてもらってその地域の相場程度にしてもらいました。全くないところもあれば、もっと高いところもあるようですので、一概には何とも言えませんね。
Q. Tさんはそこまで中国語が上手ではないそうですが、それでも結婚生活に支障はありませんか?
A. もともと奥さんの日本語が上手でしたので、結婚後にそれで困ったことはないです。ただし親戚の人やご両親との会話がうまくできないのは困りますね。奥さんもめんどくさがって通訳してくれませんし(笑)。それ以外は喧嘩のときいきなり中国語でまくしたてられるとちょっと迫力がすごいので、それは勘弁してほしいかなと(笑)
中国人と結婚した日本人も様々
Tさんは飲み屋で知り合った子と結婚しましたが、現在も結婚生活は続いていますので、幸せに過ごされているのだと思います。
飲み屋の子と結婚して、すぐに離婚した人も何人も知っているので、こればかりは人それぞれだなぁと思いました。
ポイントは女性の下心をどこまで見抜けるかどうかだと思います。
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