チャイナウォッチャーのバヤシです。
福岡県にお住まいの皆様に今世紀最大級のビッグイベントのご紹介です。
それが
日中国交正常化45周年認定事業
中国インディペンデント映画特集
IN 福岡市総合図書館 6月7日(水)~6月29日(木)
何が凄いって
ラインナップが半端じゃないっす
中国映画好きはもちろん
独立系映画好きは垂涎ものです
このラインナップがスクリーンで見られるなんて!!
しかも大人600円!!!
福岡に住んでて良かったー!!!!
では数ある上映作品の中で特に僕の注目作品
1.冬休みの情景
監督:リー・ホンチー
出演:パイ・ジュンジエ ジャン・ナーチー
中国・内モンゴルの田舎町。高校生たちが暇を持て余している。ジーシン達は宿題もせず道に捨てられているソファにたむろしていた。ラオウーは勉強に影響するから交際を止めようと彼女に言われてしまう。無表情でやる気のない男子高校生の冬休みの最期の日を淡々と描いた作品。北欧のアキ・カウリスマキ監督を思わせる間を外すようなとぼけた笑いを感じさせる作品。
2.無言歌 Ditch
監督:ワン・ビン
出演:ルウ・イエ リャン・レンジュン
1960年10月。中国西部甘粛省の収容所では右派とされた大勢の男たちが働いていた。彼らは砂漠のような大地を耕し、丘に穴をほっただけの家に暮らしていた。収容所には病人が溢れ、毎日のように誰かが死んでいく。1957年共産党による「反右派闘争」で再教育される人々を描いた作品。「反右派闘争」を描くことはタブーであり、本作は初めてこれを扱った劇映画となった。
3.罪の手ざわり A Touch of Sin
監督:ジャ・ジャンクー
出演:チャオ・タオ チアン・ウー
山西省の炭鉱夫ダーハイは、村長が炭鉱を売却したこと、同郷の会社社長が私腹を肥やしていることが我慢ならない。重慶。チョウは出稼ぎで働いていると言っていたが、実は強盗をして金を稼いでいた。中国の様々な地域で起きた4つの事件を元に映画化した作品。急激な資本主義化から取り残されて暴力で反発する人々の姿が描かれる。カンヌ映画祭で脚本賞を受賞したジャ・ジャンクー監督の傑作。
4.山河ノスタルジア Mountains May Depart
監督:ジャ・ジャンクー
出演:チャオ・タオ チャン・イー
1999年の山西省汾陽。炭鉱労働者のリャンズーと実業家のジンシェンは、共に幼馴染の小学校教師タオが好きだった。タオは最終的にはジンシェンと結婚、生まれた子供に米ドルにちなんでダオラーと名付ける。2014年。タオは離婚しており、ダオラーはジンシェンが育てていた。そして二人はオーストラリアに移住する。2025年。19歳のダオラーは中国語が話せなくなっていた。 26年間に及ぶ中国の変化と人々の暮らしを描いた作品。特にラストが未来の設定になっていることが特筆される。社会が変化しても変わらない親子の愛情を描いており、興行的にもジャ・ジャンクー監督最大のヒットとなった。世界中で絶賛された傑作である。
他にもおすすめ映画が目白押しです。
中国映画に興味がない人も見て欲しいですね。
中国映画のダイナミックさと、繊細さが感じられると思います。
社会情勢を映した作品も多いので、中国の理解にも繋がりますよ。
上映スケジュールの詳細はこちら http://www.cinela.com/index3.html
僕は家族には大事な仕事といって全ての作品をみる予定です。
映画館で会いましょう
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