
中国に長く滞在していたので思想が若干中華風な(@muraba1)です。
今日は中国で出会ったクソみたいな日本人(Kさん 仮名)の話です。クソと言っていますので、名前は当然出しませんし、その人が今どうなったかは知りませんが、個人的に中国生活において怒りを覚えた出来事ベスト3に入るくらいの奴でした。未だに思い出すと腹が立ってしかたありません。
当時僕は中国に来て4年目の頃で26歳でした。中国では営業の仕事についていたのですが、仕事も何となく馴染んできて、これからもっと頑張ろうと営業活動に勤しんでいる時のことです。
Kさんは誰の紹介かは忘れましたが、知人の紹介で、建築関係の製品の引き合いを頂いた会社の代表の方で、中国で僕の勤めていた会社へ訪問されました。勤めいていた会社は製造業なので、多くの日系企業と関係があり、紹介で会社に訪問頂くことはよくあることです。僕はいつも通り会社紹介の準備などを進めて対応を行いました。
会社で会うのが初対面だったKさんは、年のころ65歳は超えているように見受けました。高齢だなぁとは思いましたが、中国に赴任している高齢の日本人は結構多かったので、特にそれ以外に印象はありません。その時、Kさんに同行していたのは、若い中国人女性の通訳で、2人での来社でした。
僕は、会社案内や、製品についての詳細聴き取りを行い、商談自体は特に変わったことがなく終わりました。その日Kさんは会社のある町に泊まりの予定で来ていたので、夕食を接待することになりました。
夕食の時も、僕はKさんと、通訳の人に話を振りながら、中国のことや、仕事のことを当たり障りなく話していました。割と当たり障りのない会話が得意な方なので、特に盛り上がりも無かったですが、取引先の人間であること、高齢の人であったので、丁寧に対応はしたつもりです。
食事も終わり、タクシーまで見送って、その日は普通に終了となりました。
そして翌日以降、日々の業務に忙しくしていたのですが、Kさん訪問から数日経った後でしょうか、日本からの連絡で衝撃が走ったのは。。。
日本の会社の人「最近Kさんて人中国の会社訪問された?」
僕「はい、されましたね」
日本の会社の人「何か特別変わったことあった?」
僕「いや、特にないと思いますよ」
日本の会社の人
「KさんからFAX来てて、お前が中国人の通訳にいやらしい目をしていたっていうクレームが来てたよ。どういう事?」
僕「。。。。。」
。。。。。
。。。。。
。。。。。
一瞬時が止まるというか、高低差もついていないのに耳がキーーーンってなりましたね。
最初のうちは、本当に冗談だと思いました。
女性をいやらしい目で見ていた
だってさ。。。。
女性をいやらしい目で見たっていうクレーム自体あいまいでむちゃくちゃだし、そんな印象を全く持っていなかったので、尚更驚きでした。
なんなら、ぶっちゃけ、お客さんでも、たまにそういう気分になる時はありますので、それあれば、
あの老人、千里眼か!!
ってなりますが、今回は絶対違うから!自分の心に嘘はないから!!
セクハラとは相手の気持ち次第らしく、イケメンによるスキンシップはOKでも、僕ならNGとかあるみたいです。でもね、今回は何もしていないのにそんなことを言われるなんて許せない気分になりましたね。
しかも通訳の女性からならまだしもKさん関係ないし!!しかもFAXってなんやねん!!!何か全てムカつく!!!
怒りが沸々とわき上がる感覚を初めて体験しました。
結局この件がどうなったかの記憶が正直あいまいですが、上司が助けてくれて、僕がそんなことはしない。という事で、Kさんと話をつけてもらったか、謝ってもらったかだと記憶します。
僕は割と温和な性格だと思うのですが、あの時は初めて殺意っていうものを感じましたね。これで会社クビにでもなってたら、マジで会いに行ってぶん殴るくらいはしてたと思います。
そんなに信頼されるタイプの人間でもないんで、場合によっては、
「あいつならあり得る」
ってなったと思うので本当に怖いです。日ごろの行いって大切だと痛感しました。
何か人間不信になりました。マジで。それ以来、老人と若い女性通訳のパターンを見ると身震いしてました。でも、結構中国では当時ありましたね。見た目だけで選んだんじゃないかって感じの女性通訳を連れている日本人のおじさん。僕は心の中では毛嫌いしてましたね。そういう人。
その後、公開された「それでも僕はやってない」見てマジで共感しすぎて涙止まりませんでした。同じ境遇の人は必見ですよ!
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