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中国人が反日感情を持っている理由

中国人が反日感情を持っている理由

中国人って反日感情高いと思いますか?

答えはYESです。

メディアの見せ方で全ての人が反日感情が高いというわけではありませんが、少なくとも学校や、中国政府の指導では一貫して反日感情を植え付けていますので、その影響は根深いと思います。

では、どのようにして今の中国人が反日感情を持つようになったのでしょうか?

それは近代中国の教育政策と、日中関係を見ていくと分かってきます。

日本の学校では近代史をあまり時間をかけて勉強しないですが、一番現代の生活に影響を与えているのは間違いなく近代史なので、もっと力を入れて勉強するべきだと思います。近代から順に歴史をさかのぼった方が良いと思ってます。

中国で起こった大きな事件と、日本の関係を照らし合わせてみていくことで、中国という国がなぜ反日に進んでいったか分かると思います。

中国に対する日本人の国民感情

これは日本人にアンケートをとった中国人に対する国民感情の推移データですが、データをとっている約40年の間で、現在が一番国民感情が悪化しています。

中国人の日本人に対する国民感情もこのブラフと基本的には近いです。特に現在の中国人の日本に対する国民感情は悪いです。

このブラフで分かるのは、1989年頃、2005年頃、2011年頃に大きく感情が悪化していることが分かります。

これはそれぞれ歴史的な事件と関連しているので、このような推移になったのです。

反日教育は天安門事件が契機

天安門事件とは、中国・北京市にある天安門広場に民主化を求めて集結していた学生を中心とした一般市民のデモ隊に対し、中国人民解放軍が武力弾圧(市民に向けての無差別発砲や装甲車で轢き殺した)し、多数の死傷者を出した事件のことです。

この事件はその時ちょうどロシアのゴルバチョフ大統領が中国に訪問しており、多くの海外メディアも中国に入って撮影を許可されていました。そして、今まで情報規制されて実態を知りえなかった中国のニュースがメディアにのって世界中へ配信されたのです。

天安門事件は一見反日教育と関係ないと思われますが、現在の中国の反日教育は天安門事件をきっかけに進んでいくのです。

天安門事件が発生した後、中国政府は今回のような民主運動を二度と行わせてはいけない。と考えました。中国にとって民主化が進むということは共産党の崩壊を意味することなので、当然でしょう。

そして、その方針に則り、国民を指導するために教育改革を行っていくのです。つまり国民の愛国心を高めることで、中国共産党の正当性を示し、地位を高めるようにしたのです。

それに利用されたのが反日教育です。

愛国心教育=反日教育

愛国心を高めるために必要な敵国として日本を定め、日本は戦争中、侵略と残虐行為を繰り返した。としました。そして、中国共産党は、その日本の侵略から自由を勝ち取ったのだ。としたのです。

そうすることで、日本が悪、共産党が善という構図を作り、それを学校、メディアを通じて徹底的に推進していきました。特に中国のメディアは全て共産党の管理下にあり、自由が著しく制限されていますので、日本のニュースは全て悪いニュースとして流し、ドラマでは反日戦争を流し、日本軍の残虐性を示し、学校の社会学習として中国全土にある抗日記念館へ行きました。

これらの影響で、中国人の反日感情は醸造されていったのです。

現在でも中国では抗日戦争のことを学校でも長い時間をかけて行います。私は実際に中国の中学校の教科書を読みましたが、日本では数ページで終わる内容が、中国では事細かに書かれている。そしてそのクライマックスが南京大虐殺となっているのです。

今でも変わらず反日教育は行われている

現在はインターネットが普及し、個人で情報発信を出来る時代になったので、昔のように国民を簡単に誘導することが出来なくなっていますが、中国はインターネット情報は全て規制されていますし、自由な発言が出来るような環境にありません。

中国の学校では変わらず反日教育が行われていますし、抗日記念館にも行っています。

まとめ

中国人がなぜ反日感情が高いのかお分かりいただけたでしょうか?

それは徹底した中国政府の教育の結果だったのです。

お互いに良好な関係を築いていくには、政府間での協議はもちろんですが、

個人間での活動も大きなポイントになってくると思っています。

私も相互理解を進めることで、新しい未来を作っていけるお手伝いが出来ればと思っています。

 

 

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