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口語自由律俳句「新墾」の句会へ行ってきた

口語自由律俳句「新墾」の句会へ行ってきた

俳句にハマって早半年。バヤシ(@muraba1)です。

巷ではジワジワとブームになっている日本の文化はご存知ですか?

それは俳句です。

俳句とは何か説明は不要だと思いますが、今確実に俳句人口は増加していると感じます。その大きな要因は、TBS系列で放送されている

プレバト!!

です。

『プレバト!!』は、TBS系列で2012年10月11日から、毎週木曜日の19:00 – 19:56(JST)に放送されている毎日放送(MBS)製作のバラエティ番組。俳句や生け花、絵画、料理などをテーマに芸能人がランキング形式で評価される番組

4年以上続く番組なので、見たことある人は多いと思います。そのプレバト!!の中でも一番人気のコーナーとなっているのが、俳句のコーナーです。梅沢冨美男さんがトップに君臨して、他人を批評しまくって、浜ちゃんから突っ込まれるというやりとりが最高ですので見たことない人は一度見てください。

僕もプレバトや、句集などを読んで好きな作品を集めています。俳句は気分によって、手軽に読めるのが良いですね。機関誌「俳句界」などもあります。

 

自由律俳句は面白い

そんな僕も俳句に魅了され、実際にライフワークとして続けています。僕がやっているのは俳句の中でも、自由律と呼ばれる俳句です。荻原井泉水、種田山頭火、尾崎放哉、等が有名で、教科書にも載っているので知っている人も多いのではないでしょうか。最近ではピース又吉の作品も面白いです。

【自由律俳句とは】

自由律俳句(じゆうりつはいく)とは、五七五の定型俳句に対し、定型に縛られずに作られる俳句を言う。季題にとらわれず、感情の自由な律動(内在律・自然律などとも言われる)を表現することに重きが置かれる。文語や「や」「かな」「けり」などの切れ字を用いず、口語で作られることが多いのも特徴である。17音より短い作品は短律、長い作品は長律とも言う

 

自由律俳句は季語や五七五にする必要がないので、自由度が高い分、その表現は難しいともいえます。俳句の本質である詩情が表現されているか否かが俳句の良し悪しの一つの判断基準になると思っています。

意味なんか全然分からなくても、なにか心を打つものがあり、それが17字前後かそれ以下の字数で書かれていれば俳句とみなされるように思っていますし、それが無ければただの説明や、つぶやきという風になってしまうのだと思います。

解釈の幅や、曖昧さがあるところ良さでもあるとも感じています。

自由律俳句新墾の句会は素敵な場所でした

そんな自由律俳句ですが、九州で大きな結社(俳句の場合、グループのことを結社と呼びます)に「新墾」というのがあり、僕も前から作品集などは読ませて頂いていたのですが、お誘い頂き、今回、句会に初めて参加させて頂きました。

新墾は明治に始まった団体で、その歴史は100年以上になる超老舗の結社です。年4回発行される俳誌は335号まで出ています。俳句は時代やその人を映すものだと思っており、皆さんの書く句は人生があらわれていて、面白いものが多いです。

九州地方は自由律俳句の活動が盛ん

句会の場所は北九州市の八幡駅近くでした。結構遠かったですが、車に乗りながら句を考えていると時間がすぐに経って行きました。

句会に集まっていた方々は13名で、皆様長い経験をお持ちの方々にお見受けしました。実際僕が最年少のようです。参加された方の中には、自由律句の世界で数々の受賞をされている久光良一先生もいらっしゃいました。

自由律俳句 句会の流れ

句会の流れは、持ち寄った2句と当日席題として即興で作った1句の計3句を投句します。その後、全てを書き出し、好きな句を5句選句します。最後にそれぞれの句を批評する。というのが大まかな句会の流れです。

三重県では句会を開催したりしていましたが、亜流でやっていたので、句会の流れが正しいのかどうかも分かっていませんでしたが、今日、新墾の句会に参加させて頂き、句会の流れを一から学ぶことが出来ました。

選句の様子

自由律俳句の句会はやってみると分かるがとても楽しい

僕は俳句の句会がもっとイベントとして広まれば良いなぁと思っています。句会は単純に楽しいです。自分の句が人気になればうれしいし、他人の句を見るのも面白い。初めての人が句を通じて、交流や考えが理解できるのが魅力ですね。凄いアナログですが、この魅力は強いと思います。

せっかく福岡にいるので、今後も新墾の句会にお邪魔したり、自分でも句会を開催して、自由律俳句の面白さを深く追求していきたいと思いました。

特に若い世代の知的好奇心をくすぐる遊びとして、イベントなんかを企画していって広げていけたらいいなぁと思っています。

 

自由律俳句やりたい人は是非一緒にやりましょう

久光良一先生の文学の森受賞記念

コメント・トラックバック

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  1. こんにちは。はじめまして。新墾同人の重富蒼子です。ムラバヤシさんの記事、大変楽しく読ませていただきました。ちなみに写真の女性は私の妻です。現在俳句界は高齢化が顕著で、新しい若い力を渇望しています。そんな思いで、新墾でも最近ようやくHPも立ち上げました。ムラバヤシさんもし良かったら一緒に俳句をやりませんか。投句や句会への参加などスタイルは自由で結構です。連絡をお待ちしています。

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