昨日はUMB佐賀予選でした。
僕もBAYASHIという名前でラップをやっています。
思えば半年前からラップをはじめて毎週土曜日のサイファーと
自宅での練習をしてきたので
正直どこまでできるか分からなかったですが
日本で一番大きなフリースタイルの大会であるUMBに挑戦することを目標に頑張ってきました。
UMBを御存じない方はこちらをどうぞ
こんな感じで8小節×2ターンで罵倒しあう対決です。
※予選の場合ベスト4以降は8小節×4ターン or 16小節×2ターンを選択できます。
そして昨日佐賀予選でした。
舞台はココGコレクション
当日は車で1人佐賀へ向かい、事前に駐車場で練習していました。
会場に着くと、エントリーの選手で溢れており
若干殺気だっていました。
UMBは32人のトーナメントを行うのですが、
最近はエントリー人数が多いので当日エントリーの人は予選の予選を行います。
僕は事前エントリーしていたので予選から行けました。
バトルの前まではいろいろとネタを仕込んでおいたのですが、
バトルが始まると、アガってしまい思っていたことの1/10もいう事が出来ませんでした。
それでも1回戦、2回戦を勝つことができたのは、普段練習してきたのが少しだけできたのと
相手のラップに対してのアンサーが返せていたからだと思います。
即興での韻はほとんど踏めませんが、何回も使ってきたオリジナルの言葉が出せたのは良かったです。
結果はベスト8でした。
優勝はSMARDさんでした。熱いラップで魅了していました。
正直参加する前は1回くらいは勝ちたいという思いでしたので上出来ともいえるのですが、
参加してみて、優勝できず悔しさの方が大きかったです。
また、今まで好きで聞いてきたラップのことがもっと好きになった1日でした。
まだ地方予選はたくさんあり、他の地域でも出ることが可能なのでどうするかは考え中ですが、
自分らしくラップと向き合っていきたいと思いました。
自分が何でラップやってるのかというと
一番は音楽の中で一番HIPHOPが好きだし、いつも音楽で勇気をもらっていたからです。
不可思議ワンダーボーイ、狐火、だるまさん、FORK(ICEBAHN)、般若、GADORO、ZORNなど憧れの対象はいつもラッパーでした。
また、自己表現の方法として音に言葉をのせるという形が自分に合っていると思ったこともあります。
言葉で人と殺せるし、人を救うこともできると思っています。だからこそ同じビートの上で自分の言葉のみを武器に戦う形に強い魅力を感じています。
そして自分と似たような環境や思いをもった人の代弁として鼓舞したいと思っていること。
僕は不良でも、複雑な家庭環境でもありませんが、劣等感を感じたり、屈辱を味わってきたことも多いです。そんな自分をさらけ出して、戦う姿勢を見せることが誰かの感情に引っかかれば良いなと思っています。
でもなにより単純に自分自身が楽しいと思えていること。
やっぱり上手に韻が踏めたり、良いアンサーが出てきたときは快感があるのでやめられないというのも大きいです。
そんな感じで今回は負けましたが、これからもラップと向き合っていきたいと思います。
もっと皆が楽しめるようなものになったらいいなと思っています。公民館で将棋・俳句と同じようにラップの講座があったら最高ですね。
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