BAYASHI WEB

ムラバヤシユウキオフィシャルブログ

中国で出会ったヤバい女 美人局だったのかいまだに分からない女① 

中国で出会ったヤバい女 美人局だったのかいまだに分からない女① 

僕は大学を卒業してから13年程中国に滞在していましたが、

その期間中に、ありえない事件や人間にたくさん出会いました。

それも今はいい思い出として笑えますが、当時は本当に命の危機を感じることもありましたね。

今日はそんな話です。

無題

それは僕が中国に来て2年目の出来事でした。

当時23歳だった僕は上海の近郊に住んでいたのですが、

上海観光を今まであまりしたことがなかったと気づき

改めて上海の有名観光地を巡ろうとしたのです。

夏の日差しの強い日で、汗をかきながら向かったのは

南京路という外灘と呼ばれる上海租界時代の建物や、クルージングが楽しめる

上海でもガイドブックの最初に出てくるような超有名な観光地です。

shang-hai

南京路は歩行者天国になっており、いつも観光客でにぎわっています。

UNIQLOが中国旗艦店を出していたり、有名ショップも数多く軒を連ねています。

そんな観光地をちゃんと歩いたことがなかったので、改めて、南京路から

外灘という王道の観光コースをゆっくり回ってみようとしました。

仕事柄日本からのお客さんのアテンドも多く、

こういう観光案内もできるようにならないといけないという思いもありましたし。

13783691384aMss0rD206BdTIf_post

上海駅から地下鉄で乗り換え、「南京東路」へ着いたのが午前10時ころでした。

出口を出ると、土曜日だったせいか、そこは多くの観光客でごった返していました。

出口から外灘へ向かって歩きながら、ウインドウショッピングを楽しんでいたのですが、

信号待ちをしているとき、ふいに横から声をかけられたのです。

「こんにちは!あなたも外灘へ行くの?(ちなみにすべて中国語です)」

最初は僕に声をかけているのかどうかもわからず、

リアクションも取れずにいたのですが、

その娘はまっすぐに僕を見て話しているのがわかり

ようやく僕にしゃべりかけているとわかりました。

中国に住んでいて、道を聞かれることは日本よりも断然多く

特に不審と感じなかったので、

「そうですよ。」

と僕は一言だけ答えました。

すると、彼女は

「私も安徽省から出てきて道がよくわからないの。一緒に行っていい?」

と言うのです。

さすがに話の展開が急すぎたので

「この道をまっすぐ行ったら案内があるからわかりますよ」

と言うと

「ありがとう。そうするわ」

と言って会話は終わりました。

信号が変わり、歩きだすと、当然というか、

同じ目的地なので、彼女も一緒に隣を平行して歩く形になりました。

改めて見ると、見た感じも素朴ではありますが、

清潔感はあり、長い黒髪がきれいな女性でした。

歳はおそらく20前後で、化粧っ気はなく

ジーンズにシャツというシンプルな服装です。

1-Louis-Vuitton

彼女の方も僕が隣を歩いているのを意識してか

横断歩道を渡り切り、それでも並んで歩いているので、

「あなたはどこからきたの?」

と聞いてきました。

「日本です」

と僕が答えると、想像の10倍以上の驚きようで

「え!うそ!信じられない!中国人にしか見えない!!」

と僕を上から下まで何度も見ながら大声で言うのです。

中国人に見えるとはよく言われていましたが

ここまでオーバーなリアクションを取られたことがなかったので

逆に面白くなってきました。

彼女が言うには日本人は、

ひげを生やしていて、背が低く、歯が出ている。というのです。

「あなたは全部当てはまらないじゃない」

と言ってくるのですが、

どこでそんなイメージになったのか

独特の感性をしているなぁと感じていました。

その後も僕の個人情報を根掘り葉掘り聞いてくるのですが

その質問が

日本人ラーメンを週何回食べるんだ?

とか

富士山に登ったことがあるか?

など、なんか今まで会った人とピントがずれている質問というか

独特な切り口だったので、途中から面白くなってきて、

また、打算的ではありますが、中国語の会話の練習にもなると思って

歩きながらずっと話していました。

yjimageWFX8D13H

10分ほど歩きながら話をしていると

変ではあるが、面白い娘だなぁと感じるようになりました。

外灘へ着いたので、僕は写真を撮ったり、風景を見たかったので、

「じゃあここでバイバイ」

と言って彼女と別れたのです。

普通なら旅の良い思い出の一コマで終わる話ですが、

この娘とは続きがあり、そっちが壮絶です。

長くなったので、続きはで書きます。

ラブあり、裏切りあり、怒りありです。

 

コメントはこちら

*
*
* (公開されません)

facebookコメント

Return Top