BAYASHI WEB

ムラバヤシユウキオフィシャルブログ

中国で働いている日本人の種類

今現在中国に在住している日本人は多く約15万人程度います。中国在住の理由は大きくは留学と就業ですが、大部分は就業の人数です。

それは多くの日系企業の工場が中国にあり、中国工場が生産の中心となっている場合が多いからです。

昨今の中国製品のトラブルや、賃金の上昇などがあったとしても、日本で購入する製品の多くは依然として中国製の事実は変えられません。

また日本製と謳っている製品でも、全て日本で作られたかというとそうではなく、最終組み立てをどこで行ったかでどこの国で作ったと刻印できるかになるので、部品を世界各国からあつめ、日本で組立を行ったら、日本製になります。

そういう製造業の裏道というか、やり方を知っていたら、メイドインジャパンへの信仰は妄信的であると分かると思います。

中国で働いている日本人は大きく3つに分類できます

一つ目は日系企業に勤める日本企業からの出向者

二つ目は日系企業に勤める現地採用社員

三つ目は中国系企業に勤める現地採用社員

 

出向者の待遇はダントツに良い

work-1000618_1280うつ病が発症する確率も日本で仕事するよりも高いらしいです

中国に赴任している日本人の多くが、日本の会社から辞令があり、赴任しているケースです。この場合、給料は日本側と中国側の両方で出る場合が多く、居住手当や、そのた手当も出ることが多いので、待遇面では一番優遇されています。

しかし、最近は駐在員の数を減らし、現地スタッフで対応することにより、コストダウンをはかる企業も増えてきています。

また物価も日本との差がなくなってきていますので、以前のような贅沢な生活とはいかないようです。

しかし、大手企業からの出向者は概ね駐在期間中にたくさん貯金をし、帰国時にはある程度の財産を蓄えて帰っているのではないでしょうか。

日系企業でも現地採用社員は厳しい

tokyo-960256_1280日系企業と言っても様々

中国にある日系企業でも現地採用として日本人が働くケースもあります。この場合は給料が中国側だけとなりますので、出向者よりも少なくなるケースが多いです。

但し新卒の若い人材や、経験を積むことを重視した人、日本での就職が困難だった人など、海外で働けるということに価値を見出し、挑戦する人も多いようです。

現地採用社員には中国語での交渉力や、即戦力としての力を求められることも多く、語学が堪能な人も多いです。

中国企業への就職もあり得る

rappelling-755399_1280中国企業へ就職する日本人は増えるでしょう

中国企業で日本人を採用しているケースもあります。これは日本人の技術者を採用し、ノウハウを得るケースや、日本市場開拓を考えているケース、日本人顧客の対応窓口となるケースなどですが、内部組織はすべて中国企業なので、自身での交渉力や、経験が重要となります。

日本の大手企業を定年した後に顧問として中国企業へ入社するケースも少なからずあり、その場合、雇用は単年契約を繰り返すという事も多いようです。

まとめ

中国で働くといっても様々なケースがあります。

また日系企業といっても、内部は中国的な考えを取り入れている会社や、日本本社と同じ方法をとっている会社など様々なのでひとくくりに考えるのは良くないでしょう。

中国で働きたければ、中国内に日系転職紹介企業も多く進出していますので、そこを窓口に自分の出来ることと、やりたいことをすり合わせていけば、就職が可能だと思います。

しかし就業ビザは年々取りにくくなっていますので、注意が必要です。

 

コメントはこちら

*
*
* (公開されません)

facebookコメント

Return Top