日本人女性と中国人男性の結婚は増えている
日本人と中国人の間の結婚で圧倒的に多いのは日本人男性と中国人女性の結婚となるが、逆のパターンも当然ある。Hさんは東京で働いているOLで、仕事でも中国関連顧客とのやり取りも頻繁に行っている。元々大学では中国語を専攻しており、中国の文化や語学に興味があったこともあり、学生時代から多くの中国人と友達になったり、中国内を旅行したり、短期留学をしたりしていた。旦那さんとは就職した後、仕事で同じプロジェクトを立ち上げた時に出会った。仕事をバリバリこなす旦那さんに好印象を抱いたHさんは、プロジェクトが終わった時の飲み会で自ら旦那さんにアピールして、旦那さんと付き合いを開始することになる。
中国人との結婚はビザ取得が手間
Hさんの旦那さんは日本に留学をして、そのまま日本で就職をしたので、日本語はもちろん日本の文化にも理解があり、Hさんにとって外国人と付き合うというよりは、普通に日本語で日本人と付き合うのとあまり変わらない生活を送っているので、特に困ったことはない。付き合っている4年間には、一緒に中国へ旅行に行ったり、日本各地をまわったりして充実していた。その後年頃のHさん自ら結婚の話を持ち出し、旦那さんとしても今後も日本で頑張りたいという意思があったので、2人は結婚をして日本で暮らすことを選んだ。結婚式には中国から親戚一同を呼び寄せたのだが、それが何より苦労した。ビザの問題、不慣れな海外旅行、自由勝手に動き回る親戚一同に結婚式の準備よりも多くの時間を費やしてとても疲れたという。
中国では基本的に親との同居となる
2人は結婚前から同居していたので、現在の生活も結婚前とそれほど変わらないが、旦那さんの都合で今後中国への赴任も可能性があるという。そんな状況にHさんは是非憧れの地である中国へ同行して住んでみたいという思が強く、夫の中国赴任を切望する珍しい日本人だといわれている。但し旦那さんは一生日本で住みたいと思っており、現在帰化申請を正式に進めるべく準備を模索している。
Q&A
Q. 中国人の旦那さんで大変だったことは何かありますか?
A. 中国人にはめずらしくというか、性格がやさしいのはうれしいのですが、食事についての習慣に差があります。日本食よりも中華を多めにしていますが、旦那が料理を作ってくれるときは見たことのないような鳥の足がでてきたり、激辛料理だったりと、味覚の差は大きいですね。
Q. 旦那さんの中国赴任を切望しているようですが、ずっと中国でもいいんですか?
A. 私は学生時代に半年ほど中国に留学していましたが、食べ物もおいしいし、朝から晩まで中国語の環境で生活できることに喜びを感じてしまうので、是非行きたいです。ずっと中国がいいかと言われれば、そこまでは言い切れませんが、当分飽きることは無いと思いますね。もともと中国の歴史が好きなので、各地の文化遺産を見て回るだけでも何年もかかると思いますし(笑)
Q. 中国人と結婚しようとしている人へのアドバイスなどあれば。
A. テレビ等ではいろいろと中国の悪い面が映っていますが、そこまで悪くないですよ。特にやさしい人や尊敬に値する人は中国人にもたくさんいます。頑張ってください。
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