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中国人と結婚した日本人 ③結婚紹介所での出会い

中国人と結婚した日本人 ③結婚紹介所での出会い

こんにちは!私自身中国人と結婚した日本人のバヤシです。

実際に中国人と結婚した日本人のインタビューをしてその内容をまとめました。

 匿名にしてありますが、記事の内容は全て実際に行ったインタビューに基づいています。

結婚紹介所を利用して多くの国際カップルが誕生しているのも現在の国際結婚の実情である。また、国際結婚を最初から希望する人たちも日本にはいて、その理由は、嫁に来てくれる人がいないような田舎町であったりする場合が多いです。

そんな人たちへ向けたサービスとして国際結婚の仲介業者も多く存在しており、中でもロシア、中国、ベトナムの女性を紹介する会社が多い。中国の場合は中国東北地方や、内陸部の女性の登録が多いです。

今回は実際に結婚紹介所を利用して結婚したOさんの話

中国人と結婚した日本人/田舎の農家では慢性的な嫁不足が続いている

 Oさんは現在日本の岩手県に住んでおり、親の代から続く農家をやりながら、農業が出来なくなる冬場は岩手市内へ出向いて、期間工を行っている。

45歳になるOさんは、結婚適齢期をとうに過ぎており、まわりの知人が結婚していくなか、一人取り残された気分にもなっていた。現実問題として、田舎町の農家に嫁に来たいと思うような女性はそうそう現れず、出会い自体がほとんどないような場所に、Oさん自身も結婚願望はあるのだが、半ばあきらめの気持ちも出てきていた。

そんな時、知人の紹介で国際結婚紹介所の存在をしり、知人に連れて行ってもらい、中国女性との国際結婚の情報を知った。そこに載っている女性の写真入りプロフィールを見ると、皆美人で若く、想像していたよりもずっと綺麗だったので、俄然気分も盛り上がり、その場で申し込み書にサインをしていた。

結婚紹介所で紹介される中国人は東北地方の人が多い

 Oさんの登録した中国結婚仲介業者は、中国東北地方の女性専門を紹介する会社で、主にハルピンや黒龍江省出身の女性を紹介しており、登録後の流れは、最初にプロフィールを見て気に入った子とパソコンチャット等で交流し、お互いの合意があれば、結婚までに2回訪中を行い、1回目に実際に会ってお見合い、デート、家族へのあいさつを行い、2回目で結婚の手続きを行い、結婚式を挙げる。というところまでやってしまう。

その費用は合計で約150万円程度必要となるが、日本人との結婚が現実難しいOさんにとっては安い費用と感じたようだ。このように通常の恋愛であれば、付き合いを通してその人の、人となりや性格を理解しながら、付き合いを進めていくのだが、仲介業者の場合はその過程がインターネットのみに限定されており、相手の深い部分まで理解することがなく、第一回のお見合いを行うため、当然現地に行ってみたが、やっぱり違うと感じたなどというケースもあるらしい。また登録女性の多くは、日本人男性と結婚し、裕福な生活がしたい、また仕送りをして家族を支えたいという考えの人が多く、結婚に対する考えも大分違うようだ。

中国人と日本人の国際結婚はスピードがはやい

 登録して3か月後には1回目の訪中を行っていたOさんだが、中国語もできず、奥さんもそこまで日本語が上手ではないため、現地の通訳を介しながら、ぎこちない初めての面会となった。言葉こそうまく通じないが、奥さんの真面目そうな雰囲気と、外見に惹かれたという。

2日目はご両親の実家まで挨拶に行ったのだが、奥さんの住む町は、日本の田舎町とは違い、電気が通っていないような場所も多く、その実家の貧しさに正直驚いたという。

家は郊外の農地で、冬は-20度にもなる地域だが、暖房機器はなく、収入も自分の農地で取れる野菜を売って得る5万円/年で家族5人が生活しているといった状況である。 Oさんに対しても是非娘を貰ってくれと懇願され、奥さんが Oさんへ嫁ぐことで、この家族の生活が豊かになるんだなと感じたという。

中国人妻の日本での生活/中国人と結婚した日本人

 2回の訪中で晴れて正式に中国の結婚手続きを行い夫婦となったOさんだが、実際に奥さんが日本へ来たのは、ビザの申請等の関係でその4か月程後となった。異国の地日本での初めての生活を開始したのだが、恋愛期間がなく結婚をしているので、お互いの理解が足らずに、ケンカをすることも多かった。

言葉もあまり通じず、コミュニケーションがうまくできず、もどかしい日々が続いたという。また奥さんの方が、中国に帰りたいと毎日のように訴えるようになり、Oさんとしても奥さんと一緒にいることが次第にストレスとなっていった。

奥さんになんとか日本に馴染んでほしいと思い、近くのショッピングセンターや、会合に連れて行ったりもしたが、奥さんに変化がみられることは無かった。

家での会話は簡単な日本語と中国語を互いに使い、農家の手伝いもしてくれるのだが、すぐに疲れたと言っては、家の中へ戻って行ってしまうようになっていった。

中国人と結婚した日本人の苦悩

この現状に、正直この先一緒にやっていけるか不安を覚え、子供ができれば何かが変わるのではという期待もあり、その後3カ月程我慢しながら生活を続けた。

しかし状況は変わらず、正直これ以上続けていくのはお互いに不幸になると思い、奥さんに、別れて中国へ帰りたいか?と聞いたところ、是非そうしたい。という答えが返ってきて、将来に対する望みもなくなった。

その後、両者合意の上で離婚をすることを選び、ある程度のお金を支払い、奥さんは中国へ戻って行ったという。結婚という人生における一大事を、2回の訪中で安易に決めてしまったことは後悔しているそうだ。

Q&A

 Q. 結婚仲介所で外国人を奥さんにもらうことに対して抵抗等はありませんでしたか?

A. 最初は私もまさか外国人を嫁にもらうとはおもっていませんでした。ただ仲介所の人が、簡単にこんな美人と結婚できるんですよ。幸せな生活がまっていますよ。という言葉にのせられて、自分が見えていなかったです。日本でもお見合い何度もしましたが、全部だめで、自信を失っていたというのもあると思います。

 Q. 奥さんが日本で馴染むことが出来なかったのがうまくいかなかった原因でしょうか?

A. そうですね、まず言葉を全然覚えません。日本語学校にも最初通っていたのですが、すぐにやめてしまって、その後は基本的にインターネットで中国の知人とチャットをして過ごしていました。たまに夜急に泣き出して困ることもありました。また日本の生活はもっと豊かで快適だと思っていたようで、田舎町に嫁いだことも彼女のイメージと差が大きかったようです。

Q. 奥さんは家で家事等はされないのですか?

A.  最初のころは何度か作ってくれましたが、すぐに作らなくなりました。私も正直妻の料理が口に合わないと思っていましたので、それに関しては特に不満はありませんでしたね。掃除はたまにしますが、洗濯は洗濯機の使い方が難しいらしくやりたがりませんでした。

Q. 中国人と今後結婚しようとしている方へアドバイス等あれば

A. 仲介業者を通じての結婚がダメとは言いませんが、やはり会って2回で結婚しちゃうというのは、無理が出てくることが多いです。失礼な言い方ですが、あたりをひくかはずれをひくか、やってみないとわからないというか。そんな失敗をしないようにしてほしいです。ネガティブな意見で申し訳ないですが、私はやはり後悔しているので、どうしてもこのような意見になってしまいます。もちろん仲介業者で知り合って幸せになっている人達がいうことも知っています。

中国人と結婚してうまくいかないパターンの日本人に多い

今回Oさんは国際結婚の紹介会社を利用して中国人と結婚しましたが、このパターンで結婚をする日本人は、うまくいかないことがかなり多いようです。

実際にOさんは結婚生活が続きませんでしたし、紹介所に申し込む中国人女性もOさんのことが好きというよりは、日本人と結婚してお金をもらいたいという思いが強い人が多いからです。

まずお互いの言葉が出来ない時点で普通は無理ですよね。



 

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