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中国人と国際結婚した日本人の現実 ④留学先で出会って

中国人と国際結婚した日本人の現実 ④留学先で出会って

こんにちは!私自身中国人と結婚した日本人のバヤシです。

実際に中国人と結婚した日本人のインタビューをしてその内容をまとめました。

 匿名にしてありますが、記事の内容は全て実際に行ったインタビューに基づいています。

Iさんが中国へ来ることになったきっかけは2008年、東京都の私立大学を卒業後、当時の就職難もあり、また自分のやりたい職業が見つからなかったので、就職活動に勤しむ同級生をしりめに、趣味の海外一人旅や、アルバイトにあけくれた結果、気が付けば就職活動のタイミングを逃していました。

そんななか、大学4年生になって初めて自分の将来進むべき道を真剣に考え、海外旅行で出会った仲間に感化されたというのもあり、いずれは海外で生活したいという思いが強くなり、そのためには若いうちに一度留学経験をしておきたいと思うように至った。行き先は就職に有利なのは英語と中国語。というのを周りから聞いていたので、当時中国への進出ブームというものが起こっていて、テレビ等で中国の成長が連日放送されていた時期だったので、中国語が話せることが出来れば就職のチャンスがあると感じ、将来性も期待できる中国への留学を決意したのです。

今回はそんなIさんの話。

中国人と結婚した日本人は留学先で彼女と出会った

学校はエージェントの紹介で蘇州大学へ留学することになった。最初は全く中国語がしゃべれなかったので、授業についていくこともできず、忸怩たる思いもした。

だが、週4回の家庭教師による専属レッスンや、現地の友達との語学交流にも積極的に参加し、半年を過ぎるころには、日常会話以上のレベルまでに上達した。

奥さんとの出会いは、まさに留学して半年たった頃、蘇州大学の学生だった奥さんと語学交換学習で一緒に勉強をしたのがきっかけだった。

第一印象は、素朴な子だな。くらいで、特に一目ぼれなど特別な感情はわかなかったが、何度も会ううちに次第にその優しさに惹かれていった。

あるとき、Iさんが体調不良で交換学習に参加できず寮で寝込んでいた時、奥さんが心配してやってきてくれ、手作りのおかゆと、薬を届けてくれたことがあった。

その優しさにいたく感動し、それ以来、更に意識するようになり、出会って3か月後にはIさんから告白をして、交際を開始することになった。

中国人と結婚した日本人は中国語を必死で覚えた

付き合いが始まると、Iさんは中国語を今まで以上に努力して勉強をするようになった。デートの際はお互いが勉強している言葉を使い、間違いがあれば正していく。の繰り返しで言葉を覚えていった。

よく外国語を上達するには現地の恋人を作るのが一番。という人がいるが、まさにIさんの場合はそれが当てはまる。奥さんへメールするために電子辞書をひきながら毎日遅くまで文章を考えたり、手紙を書いたりしたという。奥さんの日本語の上達も早く、毎日パソコンで日本語のドラマを見て覚えた。

もともとIさんは大学の本科生ではなく、漢語学習班という中国語が話せない外国人のためのコースにいたが、1年後からは本科生になり、2013年に卒業することになる。

就職活動も日本と卒業の時期が違うので、中国での活動をメインに行っていた。卒業の数か月前に上海で開催された新卒者向けの就職セミナーに参加し、鋼材を扱う日本の商社から内定をもらっていた。ただし勤務地が大阪となり、ゆくゆくは中国支社への赴任も十分考えられるとの話だったが、具体的にいつ頃というのは明確に回答はもらえなかった。

同時期に卒業を迎えた奥さんは、蘇州にある日系企業への採用が決まっており、卒業後2人は遠距離恋愛を余儀なくされる。

中国人と日本人は漢字で交流が出来るので楽

その後は大阪と蘇州で遠距離恋愛を続けることになり、その間もスカイプ等でほぼ毎日連絡を取り合っていた。年に2回程度はIさんが中国へ会いに行ったりしており、この頃には奥さんの両親にも会って一緒に食事したり、家に招かれたりするまでの関係になっていた。

そして2015年ついに結婚することになる。結婚を機に、奥さんは蘇州の仕事をやめて、日本行きを決意する。中国へ赴任するという夢はまだ実現していないが、現在は大阪で奥さんと一緒に暮らしてくる。

Iさんが仕事をし、奥さんは現在専業主婦となっているが、生活が落ち着いてきたら、日本でアルバイトなどでも仕事をすることも考えている。今後のことはまだわからないが、いずれは中国赴任を叶えたいという思いを胸に、当面は日本で生活をして、奥さんと一緒の日々を充実させたいという。

Q&A

Q. 中国の大学生活で苦労したことはありますか?

A. まずは中国語が全然わからなかったので、最初のほうは授業内容が全く分からなかったですね。あと学校の単身寮に住んでいたんですが、しょっちゅう電気がとまったり、アフリカの留学生が夜中大音量で音楽かけたりしていて寝られなかったりしました(笑) 

 

Q. 周りにも留学生と中国の学生が付き合う人は多いのですか?

A. けっこういましたね。周りの日本人の留学生でも中国の学生と付き合ったり、現地で知り合った女性と付き合ったりしている人もいました。また日本人留学生どおしで付き合う人や、韓国人や欧米人等別の留学生と付き合う人もいました。但し中国の学生は恋愛に対しても基本真面目な人が多いので、一度付き合うことになったけど上手くいかずに別れる際に大泣きされて、部屋に毎日やってこられて結構もめている人もいましたね(笑)

Q. 結婚を決意したのはいつですか?

A. 日本に私ひとりで帰って遠距離恋愛になったとき、会いたいという気持ちが更に強まって、奥さんも同じ気持ちだと分かったので、プロポーズしました。

 

Q. 奥さんの両親は付き合いについて何か意見はありましたか?

A. 最初に私と付き合っているというのを話したのは付き合って2年目くらいの学生のときでした。その時は両親は特に何も言わなかったらしいですが、年配の親せきなどからは、やめておいた方がいいと言われたこともあったようです。やはり反日教育を皆受けていますので、はっきりと日本人は戦争で中国を侵略して悪行を行ったと言われることもありましたが、そういう感情も何度も会って食事したり、人間の関係ができると自然と解消していきました。

 

Q. 結婚をするにあたり、障害などありましたか?

A. 奥さんの両親は結婚には了承いただいたんですが、大阪では賃貸住宅暮らしとなることに対して、なぜ家を買わない?無理してでも家を買ってから結婚しろ。と言うのはかなり言われました(笑)。でも現実問題まだ社会人2年目だった私には資産もほとんどなく、とても買うことが出来ないので、日本では結婚=家を買うということではないというのを説明して納得してもらいました。でも今でも会う度にいつ家を買うんだ?という問いには若干閉口しています(笑)。

 

Q. 今、幸せですか?

A. はい、いまのところは大きなけんかもなく楽しくやっています(笑)。

 

Q. 中国人と結婚や恋愛を考えている人へアドバイスなどありますか?

A. 外国人と付き合うのは、言葉の問題や文化の問題があって難しいとあまり思わずに、好きという思いがあれば大概のことはクリアできると思いますので頑張ってもらいたいです。

中国へ留学して、留学先で出会った中国人と結婚する日本人が増えている

中国の大学へ留学する日本人はかなりの数にのぼります。中国の世界における地位が高まっている現状、中国語をマスターすることで、世界で活躍できる人材になるというのは正しい考えだと思います。

若い時に留学へ行くので、自然と言葉をマスターする時間も早くなりますし、中国人との恋愛も自然な形で進めることが出来るでしょう。



 

 

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