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中国人と結婚した日本人 ①社内恋愛の末

中国人と結婚した日本人 ①社内恋愛の末

こんにちは!私自身中国人と結婚した日本人のバヤシです。

実際に中国人と結婚した日本人のインタビューをしてその内容をまとめました。

 匿名にしてありますが、記事の内容は全て実際に行ったインタビューに基づいています。

 

13年間中国に滞在して様々な中国人との恋愛話を聞いてきましたが、中々日本人ではありえないような面白い話が多かったので、今回改めてサイトに日中国際結婚のリアルとしてまとめました。

中国人と日本人の結婚についてをインタビューしてまとめた内容の連載です。

第一回は上海駐在のDさん。

中国人と結婚した日本人 商社マンは中国でもモテモテ

タイ、インドネシアの駐在を経て、上海の駐在となったDさんは現在日系総合商社に勤めている。日本でも大手で名が通っている超一流サラリーマンである。

もともと海外志向が強く、大学の英文学科を出たのち、商社に入社する際も海外勤務を希望していたので本人にとっても希望がかなった形になる。

その念願がかなった形ではあるが、今まで歩んできたのはアジア関係ばかりで、自慢の英語を生かす場所がいまいち少ないのが不満だったが、上海という大都市のオフィス街の高層ビルに勤務し、海外赴任手当も出る今の生活は決して悪くはないと思っている。但し、普段の生活は質素なもので、普段の食事は基本自炊をして、休みの日にまとめて洗濯と掃除をするというものだ。

最初の出会いは上司と部下だった/中国人と結婚した日本人

上海に来て2年目に同じ会社の社員として入社してきたのが、奥さんとの出会いである。最初はDさんの通訳兼、アシスタントとして行動を共にしており、仕事に対する姿勢や、努力する姿に好感は持っていたがあくまで同僚としての関係のみだった。

そんな奥さんは、上海で一人で寂しい思いをしているDさんの環境を知ってか、朝食を差し入れしてくれたり、休日の観光に付き合ってくれたりし、そのやさしさに次第に心惹かれていった。そして出会って3年、奥さんは部署を移ることになったが、その際にDさんの気持ちを伝え、はれて付き合いを開始することになる。

但し日本企業での社内恋愛。まして上司と部下の関係性にあるかなり年下の中国人女性となると、周りの目を気にしないわけにはいかなかった。

日本の親会社の規定では社内恋愛禁止

本当は社内恋愛は禁止というのが、会社の非公式なルールであったようであるが、その真剣な思いを総経理に伝え、了承の上で、付き合いをすすめた。

社内恋愛なので、仕事とプライベートが混同しそうにもなったが、プライベートに二人でいるときは仕事の話をしないという約束を決めて、恋人として充実した月日を過ごした。

中国人と日本人という感覚の差は少なく、自然な付き合いができたのも、彼女が日本の企業に勤めており、日本語がしゃべることが出来るというのが大きいようだ。実際日系企業に勤める中国人女性と、そのほかの企業に勤める中国人女性では、明らかに日系企業に勤める女性の方が付き合いやすいと感じる。

日本人男性は楽。中国人女性と結婚した上海の男性は中国一大変だと知る

 付き合って4年目で上海で結婚式を挙げたDさん。結婚式には日本から多くの親戚を呼び、盛大に行った。その1年後に子供にも恵まれ、現在は上海で子育てに奮闘している。中国の中でも上海の男性は特別家事をする割合が多い。というのが上海男性の特徴らしく、上海の男性は家事、育児に協力的である。

Dさんの家でも同様に、結婚後は当然のように家事、育児を平等に行っている。奥さんは現在仕事に復帰しているが、帰宅はDさんの方が遅くなることがほとんどで、それでも洗濯や、掃除、朝食作りはDさんが主に担当している。

子供は現在3歳で、外国人用の幼稚園に通っているが、こちらの幼稚園は私立のため、割高で、年間約100万円程度の学費とその他習い事で更なる出費があるという。Dさんの住民票が日本にないため、児童手当も取得対象とならず、育児にかかる出費は日本よりも相当大きくなる。

日本人と中国人の子育て方針は、中国の今後の状況をみて

今後のことはまだわからないが、上海には1000人を超える規模の日本人学校もあり、教育の面で日本同等の環境を与えることは出来るが、昨今の日中間の政治的不均衡や、公害問題がひどくなるようであれば、やはり日本、または別の国で育てるというのも一考する必要があると考えている。

中国人の女性と結婚したからといっていまのところ大きな困難はないが、今後中国の家族の面倒や、日本への帰国等が決まった時には、また国際結婚の難しさに直面すると感じている。

Q&A

Q. 上海人の奥さんをもらうということと、家事を分担してやるということはセットなんですか?

A. 基本はそうだと思います。私ももともとは家事を積極的にやるタイプではなかったです。でも奥さんの家事能力が低いこと、また当然の要求としていろいろとやってくれと頼まれますので、自然とやるようになりましたね。最初は苦痛と思うときもありましたが、今では男女平等なので、家事を分担するのも当然と思うようになりましたね。今では、掃除を自分の思い通り完璧にすると、気分もいいもんだと感じるようにまでなりました(笑)

 

Q. 社内恋愛で困った点等ありますか?

A. 本社の連中なんかには会社の若い女に手を出したってからかわれることもあります。でもそんなことは最初から承知の上なので困っているとは言えませんが。それよりも、あるとき私が会社の飲み会で女性の中国人スタッフと仲良く話をしていたんですが、それが変な風に伝わって、私がその子を誘っていた。という話になり、妻に問い詰められたということはありますね(笑)。とにかく中国人は噂話が好きですし、どんどん現実と乖離していきますので、噂になるような行動は控えたほうが良いと思います。

 

Q. 中国で子育てをするにあたり心配ごとはありますか?

A. 心配するのはやはり食べ物、空気汚染、誘拐など多くあります。特に食べ物については、安心の出来る場所のものを選んで買う、または取り寄せるようにしています。その辺の情報はこちらに住む日本人の方たちからいろいろと教えて頂けるので有りがたいです。上海は病院、幼稚園等の施設は充実していますので、その点はある程度安心できると思います。但し中国では日本人の子供は外国人となりますので、依然反日教育を実施している現地の学校に通ったりしているお子さんはいろいろと苦労したりしているようです。上海は国際都市ですので学校にもいろんな国籍の子供がります。私の子供の通っている幼稚園も、日本、韓国、ドイツ、アメリカ、インド、ネパール、シンガポール等幅広く、国際感覚を養うには良い環境だと感じます。

中国人との結婚で大切なのは、子育ての分担

 Dさんのように子供を連れて上海で生活する人は多いですが、上海であれば、欧米的な教育、日本的な教育、両方が可能な環境なので、他の地域に比べると過ごしやすいと思います。空気汚染は年々深刻になっているので、子育ての為にも、環境問題も中国が改善していくことを願っています。

 

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