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遠藤周作の名作「沈黙」が2017年1月21日映画化されます

遠藤周作の名作「沈黙」が2017年1月21日映画化されます

2017年1月21日遠藤周作の名作「沈黙」がついに映画化

遠藤周作の小説「沈黙」は1966年に新潮社から発行されました。

遠藤周作の作品には「深い河」「わたしが棄てた女」「侍」等、有名なものが多くありますが、沈黙はその中でも重厚なテーマを取り扱い、多くの反響があり、遠藤周作の名前を一躍有名にした作品でもあります。

長崎を舞台に神の存在を問い続けた作品

遠藤周作 沈黙 映画化キチジローを演じるのは窪塚洋介

沈黙の舞台は長崎県の外海地方で、当時外国との貿易を許されていた土地に多くのキリスト教徒が布教のためにやってきました。主人公のロドリゴもキリスト教を日本で布教するためにやってきたのですが、その後日本で起こるキリスト教弾圧の波にのまれ、人生が大きく展開していく。といった内容です。

キリスト教をテーマにした作品ですので、宗教に興味がない人には合わないと思うかもしれませんが、日本人にとっての神とは?、自身にとっての信じるものとは?ということを考える良いきっかけになるはずです。

沈黙は遠藤周作初期の名作

遠藤周作 沈黙 映画化沈黙は神の存在を扱った不朽の名作

テーマは重たいですが、テンポよく読み進められるのは作家遠藤周作の筆力だと思います。沈黙に関わらず、遠藤周作の作品は、その情景描写等が難しい言葉を使っていないんですが、想像力を掻き立てるような表現になっていて、中学生以上であれば、誰でも楽しめる作品になっているでしょう。

沈黙という作品全体を覆っているのが神という存在です。それを頑なに信じ続ける人もいれば、それを貫けない人もいる。そんな情けなく、自暴自棄になっているものに対して、天から語りかけられた言葉が

踏むがいい。お前の足の痛さをこの私が一番良く知っている。踏むがいい。私はお前たちに踏まれるため、この世に生まれ、お前達の痛さを分かつため十字架を背負ったのだ。

私も神の存在を信じているわけでも、宗教心が強いわけでもありませんが、震えました。人は誰しも生きていく上で、強くありたいと思うでしょうが、そういかない弱い部分の方が多いと思います。そんな葛藤が沈黙という作品全体を通して深く描かれています。

人間の弱さを肯定しつづけた遠藤周作

遠藤周作 沈黙 映画化遠藤周作はいつも人間の弱い部分を肯定してくれる話を書きます。情けなくなったり、心が折れそうになった時、頑張らなきゃいけないと思うだけでなく、それも人間だよと寄り添ってくれるやさしさがあります。

そんな「沈黙」が2017年映画化されます。しかも監督を務めるのがマーティン・スコセッシというビッグネーム。これはいやがおうにも期待してしまいます。日本側の役者人も豪華で窪塚洋介、浅野忠信、加瀬亮、小松菜々等超一流役者陣とくれば、名作の予感しかしません。

映画公開は2017年1月21日です 超豪華俳優陣

映画沈黙の中で窪塚洋介が演じるキチジローという男は、主人公ロドリゴがキリストの教えを必死で守ろうとする強い心の男であるのに対して、人間の弱さを抱え、それでも自分なりに信仰を貫こうとする男です。その生きざまは、多くの日本人にも共感できる部分があると思っています。

沈黙は遠藤周作の作品ですが、今回はハリウッド監督の作品となるため、豪華なものになるでしょう。日本だけに収まらず、多くの人にこの作品が見られることになるのが今から楽しみです。ハリウッド映画にありがちな、派手なアクションや特効だけでない、人間の内面を描いた素晴らしい作品になるでしょう。

沈黙の世界に浸りたいなら遠藤周作文学館へ行きましょう

遠藤周作文学館 沈黙 映画化

この沈黙という小説は発売当初から大きな波紋を呼び、特にカトリック系キリスト教の人達から強い反発を受けることもありました。実際に一部の県では発売禁止になるほどでした。

沈黙の舞台であるトモギ村のモデルとなったのが、長崎の外海のみえる場所です。現在、その場所には遠藤周作文学館が建っています。そこに行くと、おそらくキチジローやロドリゴが見たであろう外海や、美しい日の入りを見ることが出来ます。

遠藤周作文学館へ行った記事 

 

沈黙で遠藤周作の世界に魅了された人は、是非「深い河」も読んでみてください。遠藤周作が70歳の時に書かれた大作で、テーマは沈黙のときから一貫して神の存在です。

まとめ

遠藤周作の名作「沈黙」が2017年1月21日にスコセッシ監督により映画化されます。ハリウッド監督が作り出す世界を映画館で堪能しましょう。2017年の注目作品となること間違いなしです!

 

 

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