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中国人向け民泊奮闘記 ⑨中国人の訪日ビザが緩和されました

中国人向け民泊奮闘記 ⑨中国人の訪日ビザが緩和されました

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”murabakao.jpg” name=””]Airbnb de おもてなし コミュニティ 金曜日担当 バヤシ(@muraba1)です。[/speech_bubble]

今回は中国インバウンドのポイントになるビザの話です。

ビザは旅行客の増減の大きな要因になるので、注意して確認しておいた方がいいですよ。

中国人が日本に来るにはビザがいる

当然ですが、現在日本に来ている中国人の皆さんはビザの申請・取得をして日本に来ています。

日本人はビザ無しで旅行できる国が多いので、旅行でもビザのことを考えた事が無い人も多いでしょうが、ビザが海外旅行に与える影響は大きいです。

旅行であれば、ビザなしで行ける方が楽で費用も掛からないのでお得です。

中国人旅行者数が日本よりもタイの方が多いかというと、タイへはビザ不要で入国ができるからです。

要因はそれだけではないでしょうが、ビザが不要ということはそれだけ便利で気軽に行ける国となります。

中国がビザ不要またはアライバルビザで入国できる国一覧

 

中国人への訪日ビザは段階的に緩和されてきた

日本政府は中国人のビザ発給条件を段階的に緩和してきました。

特に平成20年に観光庁が設立され、外国人観光客誘致が積極的になり、緩和は加速しました。

地域振興を目指した沖縄数次ビザや、東北数次ビザなど、戦略的な政策も見えますね。

 

〈中国人の訪日ビザ緩和経緯〉

施策内容
2011年7月 沖縄数次ビザの発給開始(沖縄を訪問する観光客を対象に限定)
2011年9月 個人観光ビザの発給要件緩和 (「一定の経済力を有する者」へ緩和,滞在日数「15日」に「30日」を追加)
2012年7月 東北数次ビザの発給開始(訪問対象地域を岩手県・宮城県・福島県に拡大)
2015年1月 数次ビザの発給要件緩和(「一定の経済力を有する過去3年以内に日本への短期滞在での渡航歴がある者と その家族」に拡大,「相当の高所得を有する者とその家族」に特定の訪問地要件を設けない5年有効数次ビザへ)
2016年10月 ①商用目的,文化人・知識人数次ビザの緩和(90日・10年)   (最長有効期間10年への延長,発給対象者の拡大等)

②一部大学生・卒業生等の個人観光一次ビザ申請手続き簡素化(30日)

2017年5月 ①十分な経済力を有する者向け数次ビザの導入   (訪問地要件のない新しい数次ビザの導入。)

②相当の高所得者向け数次ビザの緩和   (初回の渡航目的を観光に限定しない。航空券,宿泊先等の自己手配を可とする。)

③東北6県数次ビザ(青森県,秋田県,山形県を追加。過去3年以内の訪日歴要件を廃止。)

④中国国外居住者に対する数次ビザの導入   (相当の高所得者(90日・5年)/十分な経済力を有する者(30日・3年))

⑤クレジットカード(ゴールド)所持者の一次ビザ申請手続き簡素化

2017年5月8日から中国人の訪日ビザが緩和された

5月8日にビザの緩和が施行されました。

これにより、より一層中国人旅行者が日本旅行に来やすくなりました。

特に今回の緩和でポイントとなるのは、

・個人観光数次ビザとして経済力のある個人(家族含む)へ数次ビザが発給される。

・東北6県数次ビザが、東北3県から青森、秋田、山形へと拡大された。

です。

 

団体観光ビザから個人観光ビザへ

中国人の日本旅行の形も今後は変化していく流れが進みそうです。

今までの団体旅行中心の旅行スタイルから、個人旅行へのシフトが進む流れが来ると思います。

個人観光ビザの条件はまだまだ緩和の余地があり、更に段階的に緩和が進む可能性が高く、

中国人の経済的な余裕が増えれば、海外旅行への関心は一層高くなるでしょう。

まとめ

ビザの発給は国際情勢によって大きく変動する政治的なものです。

日中関係が悪化すれば当然ビザの発給数や規制も厳しくなるでしょう。

今までは旅行会社が旅行者を担保する団体観光ビザが日本旅行の中心でしたが

今後は個人旅行ビザの緩和が進み、中国人の自由旅行が増える可能性は非常に高いと思います。

中国人の旅行スタイルが多様化するのは間違いないと思うので、

そうなった時に、丁寧な対応ができるような宿泊場所を提供できるように準備したいですね。

 

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