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ムラバヤシユウキオフィシャルブログ

まるで道具扱い、買いたたかれるクラウドワーカーという記事に悪意を感じる件

まるで道具扱い、買いたたかれるクラウドワーカーという記事に悪意を感じる件

こんちは!移住してライターやってるバヤシ(@muraba1)です。

宿と燻製と俳句を2017年上半期にやる予定で進めていますが、空いた時間には、フリーライターと翻訳の仕事も受注しています。

受注しているメインサイトは ランサーズ http://www.lancers.jp/ と

ココナラ https://coconala.com/ と呼ばれるクラウドワークサイトです。

そんな時、クラウドワークで受注をしているフリーライターについて警笛を鳴らすような記事を見ました。

クラウドワーカーやフリーライターは買いたたかれている!?

その記事のタイトルは

まるで道具扱いで、買いたたかれるクラウドワーカー

弁護士ドットコムというサイトの記事で見た内容です https://www.bengo4.com/c_5/c_1629/n_5697/

結構ショッキングなタイトルだったので、全文読んでみましたが、クラウドワークの出現によって、簡単に受注できるようになり、その結果悪質なクライアント(WELQがもっとも代表)によって、値段が買いたたかれて受注しているライターがいる。これはまずいぞ!

今は気軽に仕事を辞めてフリーになりたい。という若者が増えている。それはとても危険な考えで、実際失敗している人が多い!

といったような内容でした。

何か本文中の文章にいちいち引っかかってしまいました。本当に調査して書いてるんか?煽ってPV稼ぎたいのか?って言いたくなる内容でしたね。

フリーライターは受注金額が安すぎて生活出来ない

フリーライターが安い金額で受注をしている

これって結局は需要と供給のバランスなので、受注する側が納得して受注しているのであれば問題がないと思います。(最低賃金の問題は違法性があると思いますが)

結局普通に働くことが出来ない人や、家から出ることが出来ないような人もいるでしょうし、自由に仕事が受注できるクラウドワークの良さを僕はすごく感じています。

フリーになりたがる若者が多くて危険

フリーになりたがっている若者が増えている

良いことじゃないですか。企業に勤めて安泰と考えている人よりは、ずっと未来志向の人間に思いますけどね。

辞めたい理由が、今の会社が嫌だから。と言ってすぐ辞める人が多すぎる

良いと思う。嫌で辞めることを否定的に捉える人多いですが、自分の内側に問うことで、嫌と感じたならやはり辞めるという選択は正しいと思います。

一人の大人が決めたことなので、責任を自分で持てばそれでいいと思います。結果、路頭に迷う人もいると思いますが、それはそういう選択をした責任として当然甘んじて受け入れるべきだと思います。もちろんその逆もあるわけですし。

僕は13年間会社で働きましたが、仕事が嫌でしょうがないと思うことはなく、仕事内容は自分自身成長できるような環境だったと思っていましたが、自分でやってみたいという思いが強くなって辞めました。

今は収入的には会社員時代よりは下がりました。でも今のところ後悔していませんし、気持ちが常に前向きになって、自分で動かないと死ぬという感覚が心地良いです。甘えが消えたというか。

フリーライターの実情は地獄である

「まる1日間、まったく仕事をしない日は1年で1週間くらい」と話す。「稼ぐ額が半分でいいなら労働も半分でもいい。でも、私は子供たちを育てなくてはならないから」。あおみさんは3人の子供のいるシングルマザーとして、覚悟を決めているが「だれにでも勧められる働き方ではない

当たり前ですよね。働かないといけない理由があれば働くし、そんな働き方を望んでいないなら、働かない。自分で決めるんだから。覚悟というと大げさに聞こえてしまう程当然の事だと思います。そして別に誰にも勧めなくていいから。

しかもこの人は頑張って収入100万円を超える月もあるという。それはすごいことだと思うし、頑張ればこんだけ報われるという希望を与えられる話だと思うんですが記事を読んだ印象は真逆でした。

法定労働時間で考えると月の『残業時間』は120時間以上。電通超えですかね

法定労働時間で考える意味がない。こういう書き方って本当悪意を感じるんですよね。無理やり強制労働させられている人じゃないんですから。

クラウドワークの単価は異常に安くてヤバい

雑誌で活動するイラストレーターへの依頼はイラスト1点1万円~が相場。ところが、そのサイトでは「1点500円より」という破格の申し出がずらりと並んでいたのだ。結局、関西在住の30代主婦というイラストレーターと連絡をとり、1点1500円で10枚を依頼した。レスポンスも納品も早く、仕事は申し分なかった。「想定価格の10分の1程度。発注するのに罪悪感を覚えた」とIT企業会社員の女性は振り返る。

相場というのはクラウドワークが無かった時代の閉鎖的なコミュニティの話だと思います。500円で受注したいという人がいて、その仕事内容も申し分なかったというんだから、なぜ罪悪感を感じるのでしょう。多幸感を感じるならまだしも。受注する人が安い費用で仕事を受けてしまってかわいそうってことなんでしょうかね?

値段を決めるのは依頼側と受注側で合意の上ですので、罪悪感を感じることはないですし、相場より安いのであれば、受注側になんらかの意図があるのか、クオリティに問題があるのか、だと思うので、それらを理解した上で良い取引が出来たなら素晴らしいと思いますけど。

クラウドワークで食べていける人は0.014%だけ

「月収20万円以上を稼いでいるクラウドワーカーは79.5万人中111人(当時)」。昨年2月に公開された、クラウドソーシング運営大手クラウドワークスの決算発表資料は、ネット上に衝撃を呼んだ。「働き方革命」を掲げる同社の登録会員で「食べていけている人」は0.014%に過ぎなかったのだ。

うーん、本当かな。感覚的にはもっとクラウドワークで20万以上収入得ている人多いと思いますけどね。まぁクラウドワークで始めて、ある程度実績が付くと別の契約形態があるって分かるからでしょうかね。

僕はブログやってますので、文字書くのが好きで、ライティング作業もあまり苦が無いのですが、そういう人であれば、十分やっていけると思いますけどね。もちろん受注側もクライアントをきちんと選ぶという事が重要ですけどね。

正直クラウドワークは有象無象です。その底辺にスポットを当てても仕方ないし、もっと可能性の側面を見せても良いと思うんです。

クラウドワークはやればやるほど苦しくなる

ただ、クラウドソーシング経由の仕事は「大半が安価で、最低賃金以下になりかねない仕事を精査する仕組みがない。働き手は時間当たりの単価が安くなっても気づかなかったり、気づいても脱却できなかったりという面がある」と指摘する。

時間当たりの単価が安くなって気付かなかったり、脱却できない状況ってどんなのですかね?僕はずっとやってますけどそんな状態になったことないですし、クラウドワークでも実績を積めば、クライアントとの関係性が良くなり、単価も上がるというのは間違いない事実だと思うんですが。その逆ってことですよね?信じられません。

クラウドソーシングを通じたDeNA側からの原稿料は、高くて1文字0.5円、ひどいものになるとさらに下回っていたことを複数の関係者が証言している。

正直だれがこの単価でやるんや!っていう案件はいっぱいありますよ。でもそれをやろうという人もいて良いと思いますし、記事の内容によって得意分野なら書きたいと思えるものもありますしね。

だから単価が安いことが問題ではないし、それを受けるのも全然いいと思います。

クラウドワークのフリーライター時給は500円

1文字0.5円で2000字の記事を2時間かけて書けば、時給は500円。発注側とのやりとりや手直しが生じれば、さらに下がる。東京都の最低賃金は932円(2016年10月時点)。全国最安値の沖縄県、宮崎県の714円(同)をも遥かに下回ることになる。

ライティングの基準を1時間1000文字に仮定して話していますが、全然差がありますしね。コピペしなくても早くライティング出来る方法はいくらでもありますし、僕も持っている知識で書ける分野であれば1時間3000~4000文字は書けます。そうすると時給1500円~2000円となり、コンビニでバイトするより良いと思えますけどね。

まとめ

何か全体を通してクラウドワークの悪い面をあげつらって書いてあるのが嫌でした。実際にクラウドワークで仕事を沢山受注している人は、この記事見ても一笑に付して終わりだと思いますが、知らない人や、今の仕事が辛くて独立したいと思っている人がこれを見たら、フリーになることがただ怖くなるんじゃないでしょうか。

クラウドワークスやランサーズは、新しい働き方として、クライアントとワーカーを結びつける大きな役割を果たしていると思っています。その功績は絶対に評価されるべきだし、フリーで仕事を受注するという時点で、仕事をいくらで受けるか、どの程度受けるかというのは自分で決めることなので、そこについて問題視するというのは違うと思います。

キュレーションメディアが問題視され、実際に今月からグーグルの検索でもキュレーションメディアの内容は上位に上がりにくいようになりつつあります。

今後は、ライターの質が問われるというのは間違いない事実としてあると思いますし、独自性があり、魅力的な記事を書けるライターは、個人で発信力を高めたり、セルフブランディングを行うことで、価値が上がっていくと思います。


ココナラは副業を始めてみようと思う人にとって一番敷居が低いですよ

 

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